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‘20.06.08

  • INFO

「SDGs」に関する若年層女性の意識調査を実施

株式会社W TOKYO(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:村上範義、以下W TOKYO)が運営している、東京ガールズコレクション公式メディア「girlswalker」では、読者のリアルな声からトレンドを読み解く『girlswalker総研』を発足し、前回はコロナ禍における「新型コロナウイルス感染症に関する調査」を実施いたしました。

この度Vol.2では、新型コロナウイルス感染症感染拡大を防止するための自粛期間”おうち時間”を経て、新たな生活様式や働き方”ニューノーマル”を受け入れ、移行しつつある今、東京ガールズコレクション実行委員会が、2016年より積極的に推進している『SDGs』について、改めて関心が高まっているのではないか?と考え全国の16歳~34歳のgirlswalker読者を対象に、SDGsに関する意識調査を実施いたしました。
日本はもちろん世界中で「サステナビリティ」が叫ばれて久しい昨今、私たちを取りまく地球環境や社会に目を向けることこそが新時代のあるべき姿であり、世界のファッション業界全体においても「サステナブル」が一大トレンドとなっています。また、世界的にもZ世代の環境問題や社会貢献に対しての興味の高さは注目を集めています。

girlswalkerでは、この世界的なトレンドを受け、4月より新たに『SDGs』にまつわる様々な情報を発信するカテゴリを新設しました。流行に敏感な女性たちにとって、SDGsの17の開発目標の中で興味がある項目や、またどういった形での情報発信に影響を受けているのか、SDGsに力を入れている企業へどのようなイメージをもっているのか等を調査することで、経済活動を緩やかに復活させていく中、SDGsが今後の経済活動にとってキードライバーとなりうる可能性は大いにあると考え、意識調査を実施いたしました。

[実施概要]

調査期間:2020年2020年5月20日(水)〜5月24日(日)
調査対象:全国の16歳~34歳の女性
調査方法:WEBアンケート
有効回答数:400
調査元:girlswalker総研(東京ガールズコレクション公式メディア「girlswalker」編集部)
回答者属性(職業):会社員(41%)、大学生・短大生・専門学校生(29.5%)、高校生(14%)、パート、アルバイト、専業主婦(13%)、その他(2.5%)
(居住エリア):関東(59.5%)、中部(12.5%)、近畿(16.5%)、九州・沖縄(7.5%)、中国・四国(3%)、北海道・東北(1%)

[参考]

■SDGs(持続可能な開発目標)について
SDGsは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された、世界が2030年までに持続可能でよりよい世界を目指すための目標で、17のゴール・169のターゲットから構成されています。

■東京ガールズコレクション実行委員会が取り組むSDGs推進活動
東京ガールズコレクション実行委員会では、2016年より年2回東京で開催している東京ガールズコレクション(TGC)や、TGC地方創生プロジェクトとして年に4回程度開催しているTGC地方開催等を通じて、様々な切り口で具体的なSDGs施策を取り組んでいます。その実績が認められ、2018年5月ニューヨーク国連本部にて、持続可能な開発目標(SDGs)を推進するイベントとしてファッションセレモニーを開催するに至りました。2019年1月・2020年1月にはSDGs推進を開催目的のひとつとした「SDGs推進 TGCしずおか」を2年連続で開催し、継続的に若年層への認知拡大を図っています。

■東京ガールズコレクション公式メディア「girlswalker」のSDGsの発信について
 エンタメ・ファッション・ビューティ等の最新トレンド情報を発信している東京ガールズコレクション公式メディア「girlswalker」では、今春よりSDGsカテゴリを新設。メディアとして様々な企業のサステナブルな取り組みや、SDGsへの活動を若年層の女性に向けて発信しています。
URL:https://girlswalker.com/category/sdgs/


[調査報告]

SDGsの認知について

■SDGsを知っている、または聞いたことがある

参考)東京ガールズコレクション会場でのSDGs認知度調査推移


76%がSDGsを知っている、または聞いたことがあると回答。
東京ガールズコレクション会場で実施している認知度調査でも、第1回目となった2017年3月の2%以降3年間で認知度が大きく向上しており、日常生活にSDGsが浸透してきている。

■SDGsを知ったきっかけはなんですか

東京ガールズコレクション(TGC)では、2016年よりSDGs推進活動に取り組んできたこともあり、44%がTGCと回答。次いで、職場・学校(17%)、WEBメディア(12%)、SNS(10%)という結果となった。

興味の高いSDGsについて

■SDGsの17の目標の中で、最も関心のあるものはどれですか

最関心項目のキーワードは、ジェンダー平等・健康と福祉・社会生活(学校・仕事)自分自身と社会との関係に密接に関係するゴールへの関心が高い結果に。

回答者のコメント(一部抜粋)
1.貧困をなくそう
・今自分の知らない場所で貧困の子達が一生懸命日々を過ごしていると考えたら、何か出来ることがないかや、その子達のために何かしたいと思った。(17歳、高校生)
2.飢餓をゼロに
・TVで、家庭で十分な栄養のある食事を与えられていない子供が紹介されていて、見ていて辛くなったため(21歳、大学生)
3.すべての人に健康と福祉を
・今、こんな時期だからこそ健康が大事(19歳、大学生)
・コロナの影響により沢山の人々の健康が脅かされている状況です。健康面での危惧や、懸念がまだ多く残っています。(22歳、会社員)
・今最も身近に感じる問題(23歳、アルバイト)
・怪我や病気に対して貧富の差から受けるこのできる医療に差ができてしまうのは不平等だと思う(28歳、会社員)
4.質の高い教育をみんなに
・教育格差が経済格差を生む負の連鎖だから(16歳、高校生)
・教育がなければ自分で生きていく方法も分からない。無知は誰かに騙されても気づけない。負のループを止めるのは教育しかない。(21歳、大学生)
・まず、教育が必要。教育が世界の平和に繋がる。(33歳、会社員)
5.ジェンダー平等を実現しよう
・時代は変わって、女性の在り方、男性の在り方とかまだ固定概念が抜けてない。性別が違うからその人のできることが制限されることは違うと思うし、尊重し合うべきだと思う。男の子はスカートを履いてはいけないなんてルールはない。周りの目が決めつけるのは、良くないと思っている。(17歳、高校生)
・世界中にジェンダー問題で苦しんでいる人がいるから。日本でも同性婚が認められたり、パートナーを扶養に入れられたり、親権相続権などの権利を持てるようになるべきだと思う。(19歳、大学生)
・今の日本に一番足りないものだと思うから(26歳、会社員)
・いろんな人がいろんなところで生きやすい社会になるべきだと思う。(29歳、会社員)
6.安全な水とトイレを世界中に
・発展途上国では今なお貧しい生活をしている方々が多く、発展途上国でも安心して水を飲んだり生活をしてもらいたいから(22歳、会社員)
7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
・大学の授業でエネルギーについて勉強していて興味があるから(20歳、大学生)
8.働きがいも経済成長も
・就活をしていて気になったから。(21歳、大学生)
・新入社員なので、分からないこともいっぱいあり、働き方というテーマが身近に感じるから。(22歳、会社員)
・コロナウイルスの影響による経済低迷がとても気になっているから(24歳、会社員)
・これまで働いてきてどれだけ頑張っても働きがいを感じたことがないから(25歳、会社員)
9.産業と技術革新の基盤をつくろう
・キャッシュレス等、世の中が便利になっていくような技術はわたしたちの生活に強く関係してくるので(19歳、専門学生)
10.人や国の不平等をなくそう
・世界中で、明らかに差のある国も多く、先進国、発展途上国それぞれの中でも差が見られると思います。また、昨今のコロナウイルスの対応や医療環境の違いから、救える命も多くあったんじゃないか、などを感じました。そのため、この課題に対して関心を持ちました。(23歳、会社員)
11.住み続けられるまちづくりを
・安心して住み続けられる街の大切さをコロナで思い知ったからです(31歳、会社員)
12.つくる責任 つかう責任
・特にフードロスが気になる。アルバイト先の飲食店でお客様が帰ったテーブルを見るたびに廃棄量が多いことを実感するため。(21歳、アルバイト)
・作る責任感や使う責任感を正しく持てば様々な環境問題にも直結し、多くのSDGsの目標の達成につながると考えているから。(22歳、大学院生)
13.気候変動に具体的な対策を
・地球温暖化のせいで、異常気象が世界で起こっており、日本でも毎年大雨や巨大台風で死者が出てるから、放っておいたらダメだと思うから。自分たちの子孫ができたときに、大変な地球を残すのは可愛そう。(27歳、パート)
14.海の豊かさを守ろう
・私は海が好きですが段々とごみの問題などで汚れていることが問題になっていてとても悲しい。みんなが協力すれば改善できることなのでとても関心を持っているから。(19歳、大学生)
15.陸の豊かさも守ろう
・私は自然や緑が大好きで、ボランティアで清掃活動などによく参加するからです。1人の力は小さくても、1人1人が意識することで変わると思っています。(20歳、大学生)
16.平和と公正をすべての人に
・一つに絞るのは難しいですが、最終的に平和と公平が達成された世界になれば、餓死の問題や人権平等の問題、ジェンダーの問題、環境の問題も良くなっていくと思うため。(25歳、会社員)
17.パートナーシップで目標を達成しよう
・すべての目標に共通認識をもてるから、様々な角度からSDGsに対しての参画が可能だから(25歳、会社員)

SDGsへの取り組みについて

■日常生活においてSDGsを意識して、取り組んでいることはありますか

約3割が日常生活においてSDGsを意識した取り組みを行っている。約半数が気になっていて取り組んでみたいと回答。

■日常生活においてSDGsを意識して、どのような取り組みを行っていますか。

ゴミの分別・エコバッグの利用・食材ロスへの心がけ・節電節水・不用品の活用・健康への意識・詰め替え製品の選択は全体の5割以上が取り組んでおり、日常的にSDGsを高く意識して生活していることがわかった。

With コロナ禍におけるSDGsへの意識の変化について

■新型コロナウイルス感染症の拡大前後で、SDGsへの意識は変わりましたか

新型コロナウイルス感染症の拡大前後で、7割がSDGsへの意識が高まったと回答。

SDGsに関する情報源について

■SDGsに関する主な情報源はどれですか


■サステナブルなライフスタイルを送っている人で参考にしている人はいますか

東京ガールズコレクション、WEBメディア、SNSが3大SDGs情報源。また、約7割がモデルやインフルエンサーがSNSで発信しているサステナブルなライフスタイルを参考にしていると回答。

SDGsと企業イメージについて

■SDGsに関する取り組みを積極的に行なっている企業で働きたいですか

85%以上がSDGsに取り組む企業で働きたいと回答。

■SDGsに関する取り組みを行っている企業やブランドに対してどのようなイメージを持ちますか

SDGsに取り組んでいる企業に対して、回答者の多くが、社会に貢献している・好感・信頼・将来性というキーワードを回答。

サステナブルな製品・サービスについて

■サステナブルな製品・サービスを利用してみたいですか


■サステナブルな製品・サービスを利用してみたい理由

9割以上が、サステナブルな製品・サービスを利用している、もしくは利用してみたいと回答。1/4以上が、著名人が取り組んでいること・トレンドであることを理由に挙げた。

■印象に残っているサステナブルな企業または製品・サービスはありますか

6割以上が、印象に残っている企業または製品・サービスがある、と回答。
サステナブルな取り組みを行うアパレル企業や環境に優しい日焼け止め製品等、TGCで紹介されたものや大手コーヒーチェーンやスーパー等、日常生活と密接に関係するもの、広告で見たものなどの具体名が多く挙がった。「洗えるマスク」の回答も目立った。

若年層女性のSDGs調査に関する意識調査サマリー

●With コロナで高まるSDGsの意識
・SDGsの認知度は、2017年3月の東京ガールズコレクションでの調査開始時から大幅に向上(2%↗76%)
・コロナ禍において、SDGsへの関心が高まっている(70.5%)
・高い関心がある一方で、気になっているけど取り組めていない層(気になっているだけ層)が約半数(53.5%)

●SDGsが「雇用」「消費」「ブランドイメージ」のカギ!
・SDGsに取り組む企業に対して「社会貢献」「好感」「信頼」「将来性」といったイメージ
・SDGsに取り組む企業で働きたい(85.5%)
・製品・サービスを利用している、もしくは利用してみたい(92%)
・消費への関心が高い一方で、利用してみたいけど利用していない(気になっているだけ層)が76.5%

●気になっているだけ層へは、トレンドとしてデジタルで発信!
・TGC・WEBメディア・SNSがSDGsの3大情報源(69.5%)
・モデル・インフルエンサーがSNSで発信 するサステナブルなライフスタイルを参考にしている(69%)
・1/4以上(27.7%)が著名人が取り組んでいる・トレンドだから取り組んでみたい

コロナ禍においてSDGsへの関心は高まっているが、気になっているけど取り組めていない層が多いことが明らかとなった。ボリュームゾーンである「気になっているだけ層」にいかに情報を伝えていくかがSDGs推進におけるポイントとなる。デジタルメディアを通して、トレンドとして発信していくことが「気になっているだけ層」の行動喚起につながるキードライバーになり得ると考えられる。

■ 本調査レポートをご希望の方は、media_gr@w-tokyo.co.jpまでご連絡ください